昼食探訪23
今日は所定休日だが、足の痛みがまだ残っているので昼食は近くの店を探すことに。
向かった先は春日通りの一本南側、佐竹商店街から3分ほどの場所にある「雅亭(がてい)」へ。
みやびてい、ではないのが不思議。大陸系チャイニーズならではの外観
こちらに赴任してきた時からチェックしていたお店だったのだが、日本人経営の昭和街中華や老舗蕎麦屋に行くことが多く、このような中国人経営の中華料理店に行く機会を失っていた。これも痛風サマサマである。
ランチメニューの最初にあるのは成都麻婆豆腐。オーナーが四川省出身なのか、日本人は麻婆豆腐が好きなのであえてメインにしているのかはわからないが、ともかく推しメニューであるのは間違いないようなのでこれを注文。ひき肉を牛肉か豚肉が選べるが、中華料理なので当然豚肉でお願いする。
なんとランチタイムは味付け煮玉子何個でもタダ。美味しかったので2ついただいた。
麻婆豆腐なので待たされると思ったが煮玉子を食べる前に到着。速い。
麻婆豆腐、玉子スープ、ザーサイ、杏仁豆腐と豪華な内容
まずは麻婆豆腐…むぅ、これは美味い。ひき肉の旨み、辛味のコク、花椒の痺れ具合、豆腐の硬さ…もうドンピシャの味、辛い、美味い、美味いが辛い…と白飯と麻婆豆腐を交互に一心不乱。
玉子スープは熱々、杏仁豆腐もホッとする甘さ、いやいやこれはやはり大陸系チャイニーズのなせる技。もう赤坂の「四川飯店」には行かなくても良いかな、と本気で思った。
客は自分以外に1人、しかし他にも懇意の客なのか仕入れ先なのかわからない人が結構出入りしており、しかも全て中国語。
中国語が飛び交う中での食事はまるで駐在時代のひとり飯のようで、思わず笑ってしまった。
「雅亭御徒町本店」
成都麻婆豆腐定食800円
再訪レベル★★★
ごちそうさまでした。
昼食探訪22
久しぶりの痛風発作。足が痛い。
歩くのがたいそう難儀なので、今日はお休みをいただく。
しかしながら腹は減るので食べに出なければならない。
ということで、佐竹商店街南側入口のすぐ向かいにある「武井食堂」へ。
とんかつ、中華そばと書かれた暖簾がすでにカオスな雰囲気
社宅のすぐ近くなので前々から気にはなっていたのだが、行く機会に恵まれず、ついに痛風発作のおかげで訪問することができた。痛風サマサマだ。
とにかく、街中華と言うよりも大衆食堂と言う方がピッタリなお店。昼の1時過ぎ訪問で6つあるテーブルに客が5人、1人ずつ全員厨房を向いて座っている。コロナ禍を感じさせる光景だ。一番手前のテーブルに同じように腰掛ける。お水を供されるタイミングでラーメン定食、カレーで、と注文。
おすすめはやはりとんかつか。ラーメンとチャーシューメンの値段差に驚く
先客の注文内容を見てると、どうやらほとんどがラーメン+半チャーハンか半カレーのセットで、初訪問としては無難な選択だったと安心する。
オレンジ色のトレイが学食を思い出す
先客注文のラーメンが全て出たあと、自分の注文分となったので、しばらく待つことに。
供されたそれはオレンジ色のトレイに乗ってきた。最近ではなかなかお目にかかれないこのトレイの色味。年季が入っている。
トレイのインパクトとは裏腹に、料理の味は驚くほど良く、ラーメンの、中太ちぢれ麺とその茹で具合、魚介系の出汁の効いた醤油スープ、大きなチャーシュー、海苔にナルトと、全て正しく東京醤油ラーメンといった具合。ラーメンはもうこれで良い、と思える美味さ。
カレーの方も「ミルクホール」や「みのがさ」で食べたものとはひと味違う。カレーの好みは人によってかなり違うと思うのであくまで個人的にだが、非常に好きなタイプでかなり満足。
…むぅぅ、ココは美味い。しかも安い。個人的な感想だが、この店の味付けは自分の好みの味覚にあっているような気がする。
暖簾にも染め抜かれたとんかつ、それにオムライス、このカレールーとカツで作ったカツカレーなど、試したいメニューが一杯だ。
「武井食堂」
ラーメン定食(半カレー)700円
再訪レベル★★★
ごちそうさまでした。
昼食探訪21
今日の昼ご飯は昭和通りと蔵前橋通りの交差点を北東に入った所にある「とんかつ大和」へ。
社宅からは歩いて10分ほどの距離、おかず横丁の1本北側の通りを清州橋通りから西へと行く。
雨模様の日も紫陽花は映える
この界隈の飲食店は土日閉まっていることが多いので有難い。11時過ぎの開店すぐなので一番乗りだ。
いかにも町のとんかつ屋さんという雰囲気
ロースカツ定食、ヒレカツ定食などのお決まりのメニューの他にカツ定食というのがある。しかも750円と安い。最初なのでこれにしようかと思ったところ、ランチタイムは100円引きとある。店主に聞くと土日も100円引きとのことで、カツ定食はやめて上カツ定食を注文することにした。
しばらく待って供される。結構なボリュームで、カツとは何のカツかと思っていたが、ちゃんととんかつだった(笑)
お店の名前の入った専用の皿が老舗感を醸し出す
まず、お味噌汁。うん…味噌が美味い。そして具の大根の分厚いこと。ちょうど良い火の通り具合、熱さ。これだけでご飯が進む。
そしてとんかつ。サクッとして揚げが軽い。しつこくないし、やたら分厚くないのも好感が持てる。分厚い方が贅沢とか高級とかいう意見もあるが、あれはバランスが悪い。肉の部位は肩ロースか。
ポテサラだけが出来合いっぽい味だが、漬け物も浅漬けの香りが良く上品な味。しかも大きめ。箸休めなのにご飯が進む。
とにかく、ちゃんとイチから仕込んで手作りで料理をしているのがはっきりわかる、ホッとする美味しさ。
店主も女将さんもとても丁寧な接客で、落ち着いて美味しいものを食べられる本当に良い店だった。
「とんかつ大和」
上カツ定食800円(ランチタイム100円引き)
再訪レベル★★★
ごちそうさまでした。
朝食探訪②
遅めの朝ご飯は蔵前橋通り沿い、清州橋通りとの交差点を西へ少し行った所にある「みのがさ蔵前橋通り店」へ。
この店は朝の5:30から開いており、しかも土日もやっているという、他のチェーン店にない良さがある。
六文銭が目印。六文銭は真田家の家紋。信州だけになにか関係がありそうだ
今回2回目の訪問、ミニカレーセットをもりそばで注文。店内は朝食タイムが一息ついた感じの、どこかユルめの雰囲気で、東南アジア系の店員さんの日本語のせいか、まるでタイの安食堂に来たような気分にさせられる。
さてこのセット、前回頼んだカレーライスセットとどう違うかわからない…どうやらカレーもそばも小盛りのようだ。
カレーは先日食べた「栄屋ミルクホール」のそれを思い出す、甘めのよく煮込まれた味。
そばは茹で足りなかったのか、やや硬さが残る食感、まあしょうがない。
朝ご飯なのに結構満足して店を出た。
「みのがさ蔵前橋通り店」
ミニカレーセット550円
再訪レベル★
ごちそうさまでした。
軽食探訪⑧
「浅野屋本店」からの帰り、神田須田町で寄ってみたい和菓子屋があったので立ち寄った。
その名も「庄之助神田須田町店」。
こじんまりとしたお店
庄之助、つまり相撲の行司である木村庄之助の、二十二代木村庄之助の親族の方がやっている和菓子屋で、中でも庄之助最中が有名らしい。
試しに1つ買ってみる。
可愛らしいデザインの包装
庄之助と言えば相撲なので形は軍配だ
最中はそれほど好きではないのだが、この最中は餡の甘さがくどくなく、餡自体の柔らかさが少なく、滑らかというよりゴロッとした感じで口の中でベタつく感じがせずとても食べやすい。いや、美味い。大きさも丁度良い。
昼ご飯のお口直しにぴったりの、上品な和菓子だった。
「庄之助神田須田町店」
庄之助最中190円
再訪レベル★★
ごちそうさまでした。
軽食探訪⑦
「浅野屋本店」での早めの昼ご飯のあとひと眠りしたらちょうど3時。先日開いてなかった「蓮玉庵」、開いてたらちょうど軽くそばを食べることが出来るのでブラブラ歩いて行ってみる。
…が、やはり休業。緊急事態宣言中はやってないのかもしれない。
諦めてお気に入りの「かめや」でも行こうと御徒町駅のガード下を歩いていて思い出したのはここ、「よもだそば御徒町店」。
チェーン店にしては大きめの店舗だ
よもだ、とは伊予弁で「ええ加減でふざけてる、だけど憎めない」という意味のようで、店のスタンスとは関係もなさそうだ。そんな意味の店なら何か出てくるかわかったものではないし、誰も行かない。
カレーも有名なようで、セットもあるが、今日は間食なのでそばのみとする。そばの方はかき揚げそばが有名なので、それを券売機で発券。
玉ねぎ1個使っているという大きなかき揚げが目を引く。もちろん作り置きだが油が回った感じはなく、玉ねぎの甘みがかなりある。
かけつゆもどちらかというと関西風に近い、だしの味が強いタイプ。そばについては特筆することはない…というより、これは関西の立ち食いうどん店で出されるそばに近いかも。だしと言いそばと言い、他のチェーン店とあえて違うスタイルにしているのか、あるいはよもだというぐらいだから、愛媛県には関係があるだろうから、そもそも関東系のそばとは根本的に違うのかもしれない。
見た目のインパクトやボリューム感は確かにあるし、値段的にもチェーン店らしいコスパに優れた1品だ。
「よもだそば御徒町店」
特大かき揚げそば390円
再訪レベル★
ごちそうさまでした。