食いもん礼賛〜おひとりさま食探訪日記

当たりはずれも楽しみのうち…

軽食探訪⑥

ちょっとした甘いもの、しかもケーキなどのスイーツではなく和菓子が食べたくなって、ブラブラ散歩している最中に見つけたお店。

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すぐ横に牛丼の松屋もある。こちらはなんと1769年創業

和洋菓子、となっている通り、新しめのお菓子も売っており、おすすめを聞くとどら焼きとのこと。中でもアマビエどら焼きが人気らしいのでそれをお願いした。

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神田神社祈祷済、これを買った人でコロナにかかった人はいないと店主談

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裏面にアマビエの説明が

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持って帰って封を開けて食べてみる。まあ、普通の粒あんのどら焼きで、なにか特別な感じはしなかった。

松屋

 アマビエどら焼き260円

 再訪レベル★

ごちそうさまでした。

 

昼食探訪19

今日の昼ご飯は神田駅から出世不動通りを3分ほど歩いた所にある老舗蕎麦屋「浅野屋本店」へ。

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1872年創業。赤穂浪士の浅野家に由来のある屋号

開店は11時からとあるが、11時を過ぎても開く気配はなく、コロナ禍で休業か開店時間をずらしてるのかな、と思ったら女将さんが出て来た。少しルーズな店のようだ。まあそれも老舗らしくはあるが。

中に入ってお待ちくださいとのことだったのでしばらくお品書きを見ながら待つ。老舗ながら値段はそれほど高くないようで、鳥せいろを注文(ホントは肉せいろを頼むつもりが思わず間違えた)。

開店後すぐなので後客はない。店構えが多少入りにくいのもあるかもしれないな、など考えていると供される。

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つけつゆには鶏肉が5、6枚、さらにつみれがひとつ。これは思いがけない嬉しさ、鳥せいろで良かったと思った瞬間。つゆは甘みが少なく辛めで、白ネギの甘さが引き立つ。鶏肉もつみれも美味い。そしてそば。まず、かなり細い。他の老舗店よりも細切りで、鶏肉の旨味が足されたつけつゆによく合う。他店の二八と違い、外二ということでよりそばっぽいかもしれないが、気のせいか。量も1枚にしては申し分ない。

のど越しが良くて美味かったのだが、残念ながら締めた水がややカビ臭く、そばやつゆの味が少し損なわれてしまっていた。コップの水もそうだったので、水の管理さえしっかりすればもっと美味しく味わえると思う。

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レジにあった冊子。しっかりいただいた

「浅野屋本店」

 鳥せいろ1,050円

 再訪レベル★

ごちそうさまでした。

軽食探訪⑤

「上野藪そば」のあと「蓮玉庵」に行ったがお休み。ということで佐竹商店街の老舗洋菓子店でおやつでも買って帰ることにした。

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日本で2番めに古い商店街。だがご多分に漏れず寂れている

佐竹商店街は社宅から近いのでよく利用するのだが、食材以外はあまり買いに行かない。しかし古い商店街だけあってなかなか珍しいお店も多く、この「中屋洋菓子店」もその一つ。

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昔のアルバムサイズのような巨大なカステラが

カステラがメインのお店だが、カステラ生地を使ったロールケーキも有名。中でもジャムロールはかなりの知名度、らしい。

小分けされたものが売ってるので試しに一つ買ってみた。

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まさにジャムロールとしか言いようのないビジュアル

昼ご飯の食後のお口直しに食べてみる。むぅ、甘い。とにかく甘いことが贅沢だった頃の、そのままの味。その甘いジャムがたっぷり入っており、手までベタベタだ。

お店の見た目そのままの懐かしい美味しさだった。

「中屋洋菓子店」

 ジャムロール(小分け)160円

 再訪レベル★

ごちそうさまでした。

昼食探訪18

今日の昼ご飯は上野マルイのすぐ南側にある「上野藪そば」へ。

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1892年創業。雑多な歓楽街に風情ある趣きの建物

「上野藪そば」は「かんだやぶそば」の暖簾分けだが、果たして藪蕎麦系の緑がかったそばの、申し訳程度の少ない盛りまで引き継がれているのだろうか。

ということで基本のせいろうを注文。

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かんだやぶそば」と「並木藪蕎麦」は同じ系列であることを感じさせる盛り付けや器だったが、ここは少し違う。そばの色も違う。そして、盛りの量も納得できる量だ。

そばは細く硬め、コシがあり、先日の「神田まつや」に似ている。そばつゆもまた、濃くはあるが醤油辛さよりも旨味が強く、そばによく合っている。美味い。今までの藪蕎麦系とは一線を画す味。

蕎麦湯も白濁度合いが強く、つゆに加えるとよりつゆの旨味が引き立つ。

これは満足。場所がもう少し落ち着いていれば申し分ないのだが。

「上野藪そば」

 せいろうそば836円

 再訪レベル★★

ごちそうさまでした。

 

軽食探訪④

昼ご飯があまりに早かったので小腹が空いたのと、今回行く店は昼時は行列必至の有名店なのとで時間をずらしての訪問。神田須田町の老舗蕎麦屋「神田まつや」。

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1884年創業。1925年建造の建屋は、この界隈でひときわ趣深い風情を醸し出している

さすがに席は半分以上空いており、4人がけの席へと案内される。注文はもりそばで決めている。

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昼時の忙しさが一段落し少しゆったりとした時間が流れる店内

店内でそば打ちを実演しているが、背面のため見えない。もとより入口に向いて座るのが自分のセオリーなのであまり気にはならない。

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しばらく待って供されたもりは非常にシンプルかつ潔い内容で、そば猪口につゆがすでに入っており、わさびもなし。そばの盛りは満足できる量で、藪蕎麦系の盛りよりはるかに良心的だ。

そばにコシがあり、香りも強い。そばつゆもそばに負けない濃さと風味があり、そばとつゆのバランスがとても良い。これは美味い。

こういうそばは手繰ってつゆを少しつけ、豪快にズルズルと音を立てて食さねば。う〜ん、美味い。列に並んでも食べたくなるのが分かる気がする。

接客のお姉さん方の対応も非常にたおやかで、もう一度来て大もりか、天せいろや鴨せいろの大盛を頼んで味、雰囲気ともに堪能したい。

「神田まつや」

 もりそば770円

 再訪レベル★★★

ごちそうさまでした。

昼食探訪17

今日の昼ご飯、と言っても午前10時半だったが、外苑西通り沿い、東京オリンピック開会式の場所となる国立競技場すぐそばにある老舗ラーメン店「ホープ軒」へ。

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全体が黄色の目立つビル。明らかに周りから浮いている

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道路のすぐ向かいが国立競技場

ここは24時間営業。コロナ禍の今でも感染対策を万全に営業中。

食券、というか昔懐かしいプラスチックの色のついた小さなプレートを券売機で購入し、注文。

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1階は半オープンのカウンター

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殆ど待ち時間なく供された。豚骨醤油+背脂系、ネギは自由にトッピング。京都発祥の「ラーメン横綱」に少し似ている。

背脂がスープの上にコーティングされているので、スープは熱々だ。それほど濃くなく、どちらかと言うとあっさりしているかも。

麺は太め。麺そのものは美味しいが、スープとの相性を考えると、個人的にはもう少し細めの方が良いのかなと感じた。

ニンニクや辛味ペーストなどあるが、そのままでも充分美味しい。背脂がスープの薄さと麺の太さを上手に繋いでる感じがした。

ホープ軒」

 ラーメン800円

 再訪レベル★

ごちそうさまでした。

 

夕食探訪⑥

今日の晩ご飯は江戸通り沿い、蔵前駅すぐの「やよい軒蔵前店」。久しく魚を食べてなかったのでつい入ってしまった。サバ塩焼き定食+サラダをオーダー。

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はい、なんの問題もない、過不足ない味。サバも大きいし、ご飯おかわり自由もありがたい。

やよい軒蔵前店」

 サバ塩焼き定食670円

 野菜サラダ90円

 再訪レベル★

ごちそうさまでした。