本日車の12カ月点検で和歌山に来ている。
点検終了まで1時間半ほど、昼イチ点検なのでその間に昼ご飯を食べに行く。
今回は和歌山ラーメンではなく、蕎麦屋へと向かう。場所は和歌山駅から西へ北大通りを渡ってすぐ、けやき大通り沿いにある「更科本店」だ。
昭和16年創業。本店とあるが支店があるのかは知らない
ディスプレイも期待通りの昭和感
とにかく古そうな店構えで、アーケードで看板が隠れてしまっているのが勿体ない。
この店は蕎麦屋なのだが、和食洋食中華なんでもござれの、いわば大衆食堂だ。そしてなぜかトンカツ定食が有名なのである。
しかしながらトンカツは次回頼むことにして、今回はエビフライ定食を注文する。本当はオムライスとエビフライ単品と行きたかったのだがそこまでの空腹感はなかった。
下調べせずに入ったら注文するのも大変なメニュー
年季の入った店内。厨房と客席の境目もおおらかで良い
しばらく店内の雰囲気に浸りながら待っていると供された。大きなエビが4匹も載っている。
キャベツの千切りも大盛だ
まずみそ汁をひと口…おぉ、だしが効いて美味い。これだけで他のものも期待できる。
エビフライ。もちろん頭から先まで身が入っており、ブリブリの食感。シッポまで美味い。
付け合わせは粗く刻まれたキャベツのみ。潔い。
それらをタルタルソースではなく、マヨネーズとウスターソースで食べるのも食へのストレートな欲求を満たしている感じがして気持ち良い。
箸休めの佃煮は出汁を取ったあとの昆布を使った自家製のような気がする。素晴らしい。
ご飯とキャベツとエビフライとみそ汁を全て同時に食べ終え(これが定食の醍醐味だったりする)、あったかいお茶で一息ついておあいそ。
いやぁ、美味かった。これで1,100円はかなりお値打ちなのではないか。
ちなみにトンカツとエビフライは単品同士だと100円差だが、定食だとなぜか50円差。
「更科本店」
エビフライ定食1,100円
再訪レベル★★★
ごちそうさまでした。