今日は古墳ファンの間で「いま行きたい古墳No. 1」にランキングされている今城塚古墳へ。
高槻市の辺りに大規模な古墳が集まっている、と知ったのはつい最近。しかも今城塚古墳が陵墓参考地レベルながら指定から外れているため、自由に出入りできる大王墓として有名、ということもつい最近知った。
芥川を西へ渡ると集落を外れた雰囲気を感じる
高槻駅から西国街道を西へ30分ほど歩くと、右手に木の生い茂った開けた風景が見える。今城塚古墳だ。
発掘調査の後古墳公園として整備されている
後円部より前方部を望む。左下に写っている子供からこの古墳の大きさがわかる
継体天皇の真の陵とする説が有力だが、さらに西にある太田茶臼山古墳が継体天皇陵として治定されているため、このように発掘調査され、古墳公園として整備された。
ちなみに太田茶臼山古墳は古市古墳群の誉田御廟山古墳(応神天皇陵)や市野山古墳(允恭天皇陵)、墓山古墳との相似性が指摘されているが、個人的に、この今城塚古墳は古市古墳群の軽里大塚古墳(日本武尊白鳥陵)や、百舌鳥古墳の土師ニサンザイ古墳の相似墳ではないかと睨んでいる。
復元された祭祀場。秦始皇兵馬俑のようなリアルさはないが、可愛らしいので良しとする
前方部より。造出しもしっかり復元されている。前方部の横方向の長さが後円部の直径より長いのが後期古墳の特徴
発掘された埴輪類などが展示されている立派な資料館を訪れたあと、高槻駅まで引き返す。日陰が少なくとにかく暑い。
ということで今日の昼ご飯は高槻駅前のアクトモールの外れ、歩いていて思わず足を止めた「権兵衛」へ。
周りの風景が変わっても変えない、という姿勢が感じられる外観だが、残念ながら再開発で立ち退くらしい
暑いのとバテたのとであまり考えずに瓶ビールとカツ丼を注文。1杯目のビールの美味いこと!まさに五臓六腑に沁み渡る。
カツ丼。かつおだしの効いた濃い目の味が疲れた身体にちょうど良い。
玉ねぎがやや多め。青ねぎ、おしんこと賑やかな見た目
とりあえず一息ついた。普通に乗って新大阪まで引き返す。暑いのでもう散策はしないが、やや食い足りない。
ということで、東線に乗る前に、東京からの【帰阪の儀】御用達店「浪速そば」で海鮮かき揚げそばを。
そばの味はともかく、そば・かき揚げ・つゆの三位一体感を味わうのが大事
これで腹も満ち足りた。あとは車内で昼寝をしながら帰るだけ。
「権兵衛」
カツ丼800円
瓶ビール500円
再訪レベル★
「浪速そば新大阪駅マルシェ店」
海鮮かき揚げそば500円
再訪レベル★★
ごちそうさまでした。