昼食探訪86
さて、今日も和歌山へ。車検上がりの車を取りに行くのだ。
11時引き取りなのでちょうど和歌山市内でお昼時。受け取った車をすぐさま駅前のコイン駐車場へ放り込み、和歌山駅に併設されているMIOの地下1階『丸美商店」へ足早に向かう。
地下1階の食堂街にある
昨日も和歌山ラーメンだったが、やはりきちんとした店舗のラーメンも食べたい、ということで、この店で中華そばと早なれ寿司(日持ちを良くするために発酵させて作るなれ寿司の発酵期間の短いもの。早寿司(はやずし)とも言う)を注文する。
柿の葉寿司のような感じの小ぶりのお寿司
中身はさばだ
和歌山ではこの早寿司などを食べながらラーメンをすする、というのが定番だそうで、早寿司の他にも巻き寿司やおでん、茹で卵などがラーメンのお供に用意されている。
意外と早くラーメンが提供されたので、寿司と一緒に食す。
ザ・和歌山ラーメンというビジュアル
まずラーメン。スープが美味い。豚骨と醤油の旨み、バランスが素晴らしい。麺は細めのストレート。焼豚はホロホロと崩れるほど柔らかい。
早寿司の方はというと、柿の葉寿司のような押し寿司のような、ラーメンと一緒につまむのにちょうど良い大きさで、酸味は控えめでラーメンの味付けを邪魔するようなことはない。
昭和のラーメン屋を彷彿とさせる
ラーメンとお寿司で1,000円しないのも庶民的で良い。
スープも飲み干してしまった。
「丸美商店」
中華そば730円
早なれ寿司150円
再訪レベル★★
ごちそうさまでした。
昼食探訪84
月に一度の千林方面外出を兼ねて昼食探訪を。
今回は千林商店街から千林栄通りを北へ約5分ほどのところにある「中華そば ついてる中山」へ。
名前の由来は不明だ
中華そば屋であることは間違いないが、メニューにあるつけそばに惹かれ、大盛を注文。
店内は二人がけテーブルが2つとカウンター6席ほどで、明るくて清潔感があり申し分ない。
そして、寡黙な店主が黙々と調理する。
なんというか、懐かしいビジュアル
供されたそれは太めの平打ち縮れ麺にナルト、つけ汁は見た目は辛めの醤油系だ。
早速ひと口すすってみる。モチモチの玉子麺が美味い。酸味の効いた醤油味のつけ汁はなかなか他にない味…強いて言えば、冷やし中華のたれを濃くして温めたような…。
…と、思いを巡らせていてふと、小学生の頃に売っていたハウスのつけ麺を思い出した。確かつけ汁がこのような酸味があって、麺も玉子麺で縮れていたような…。
小麦の味が強い太麺にだしの味が濃厚なつけ汁、という今風の味とは一線を画す、昔のまま、直球勝負の潔さ。
「中華そば ついてる中山」
つけそば大盛920円
再訪レベル★★
ごちそうさまでした。
昼食探訪83
暖かくで良い天気なので一心寺へ墓参りならぬ仏参り(墓ではなく骨仏なので)。
昼ご飯は国道25号線と四天王寺参道との交差点をすぐ南に入ったところにある「深川」へ。参道沿いということでかなりの老舗のようだが、店内は庶民的な雰囲気。入った瞬間にだしのいい香りが漂っている。
真っ白な暖簾が清々しい
今日は人の出が多く、こじんまりとしたこの店も昼前なのにすでに満席で、タイミングよくひと席空いたところに入ることができた。
店外のメニュー。値段も庶民的
色々悩んだ挙句、結局無難に親子丼とそばのセットを注文。
ご夫婦二人で切り盛りされているようだが、厨房が奥さんで客対応をご主人がされており、よくあるパターンとは逆なのが新鮮だ。最初からそうなのか、あるいは途中で交代したのかわからないが、一見無愛想に見えるご主人は子供連れの客には取分け用の器を出したりと、優しさが伝わってくる。
どちらもやや小ぶりの器で供される
しばらく待って到着。かけつゆのだしの香り、旨みが素晴らしい。関東のかつおだしと濃口醤油も良いが、このこんぶだしの効いた薄口のつゆはやはり関西ならではの美味しさ。
そばもなかなかののど越しで美味い。親子丼はオーソドックスだが、やはりだしの旨さが味を決めている。
「深川」
親子丼のセット(そば)780円
再訪レベル★★
ごちそうさまでした。