夕食探訪26
今日は忙しく腹も減った。ラーメン気分でもあったので兼ねてから目をつけていた「めんめん守屋」へ。
京阪野江駅目の前
先客は1人、やたらと愛想の良い店主がこちらのペースや距離感を乱す。
つまみ三品と瓶ビール、味噌ラーメンを注文すると、何やら味噌ラーメンより九条ねぎの味噌ラーメンの方が良いとのこと。値段も安いし言う通りにする。
つまみ三品はキムチ、煮玉子、焼豚。店主の奥さんと思われる店員からキムチにマヨネーズがあうのでお試しくださいと説明を受ける。韓国料理に精通している自分としてはそんなのはもはや当たり前なのだが、一応礼を言っておく。
キムチは美味い
腹も減っていたし喉も乾いていたので、煮玉子や焼豚をラーメンにトッピングする前に食べ終わってしまった。
九条ねぎの緑色が引き立つ
そうこうしているうちにラーメン到着となるのだが、ひと口目、中太縮れ麺ととろみのある味噌スープが美味かった。それに麺もスープも熱々なのは良かった。
しかしながら食べ進めて行くにつれ、九条ねぎ、刻み玉ねぎ、焦がしねぎ、柚子の味が気になり出した。美味いのだが主張の強い味が重なりあってまことにうるさい。引き算の美学からは程遠い、まるでシューマンのシンフォニーを全パート全力投球で演奏したような煩雑さ。
勘定の際、どうでしたと聞かれる。美味しかったです、以外に答えられないような質問はすべきでない。
なんか、会話の距離感が辛い。関西人だからと言って誰もが初対面で陽気に気さくに話せるとは限らない。大人しく、しみじみとお一人様を楽しみたい客もいるのだが。なんかその辺りの感覚がラーメンの味にも反映されているような気がする。
もし次回このラーメンを注文するなら、
九条ねぎ抜き
玉ねぎ抜き
焦がしねぎ抜き
柚子抜き
代わりに白髪ねぎトッピング
であれば、味噌の美味さと麺の美味さがシンプルかつストレートに伝わって、上品でこだわり感のあるラーメンになるだろう。
あ、まるで東京のもりそばみたい。
「めんめん守屋」
九条ねぎ味噌ラーメン690円
つまみ三品550円
瓶ビール500円
再訪レベル★
ごちそうさまでした。