食いもん礼賛〜おひとりさま食探訪日記

当たりはずれも楽しみのうち…

夕食探訪③

今日の晩ご飯は東京駅駅ナカ八重洲中央口近くにある「蕎麦29東京」へ。

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大阪に戻る時の『帰省の儀』は「浪花そば」の海鮮かき揚げそば、と決めているが、東京へ戻ってきた時の『上京の儀』の場所が決まっていない。

御徒町の「小諸そば」でも良いのだが、やっぱり最初に降り立った場所で儀式を行いたい。

ということで以前目をつけていたこのお店を今後の儀式の場としよう。

肉つけそばは一度食べたことがあるのでだいたいのイメージはわかる。今回は一番オーソドックスなものを注文。タッチパネルで注文すると自動で注文が入る。注文票は出来上がりと引き換えに渡す。

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濃い目の温かいラー油の入ったつけ汁、そばの上には甘辛く煮込んだ豚肉にネギとのりとゴマ、それに生卵がついている。

どう食べるか悩んだが、いろいろ試した結果、そばをつけ汁につけてから溶き卵に浸して食べるのが一番美味かったのでそうする。食べ終わった後は玉子をつけ汁に入れ、そこに蕎麦湯を足していただいた。

そばは量も多くやや太め、やや硬めで食べ応えがあり満足感は高い。つけ汁が熱々だったらもっと良いのになと思った。

この肉つけそば、個人的な意見だが、最初に鴨せいろや天せいろのような、温かいつゆにそばをつけて食べるという日本そばの文化があり、それに影響を受けてラーメンの麺を冷やして温かいつけ汁で食すつけ麺が誕生し、さらにつけ麺のボリューム感や味のインスピレーションを受けてまたそばの世界へ戻って行った…という、日本そばとラーメンの『相互スパイラル食文化熟成』が行われたと考える。

…ただ、船場センタービルに古くからある「大名酒蔵」の「うまいそば」が洗練されて全国化した、という説も捨てがたい。

50年愛されるうまいそばが名物「大名そば」【船場の銘店FILE Vol.3】|船場ランチWEB

「蕎麦29東京」

 肉つけそば900円

 再訪レベル★★

ごちそうさまでした。