昼食探訪89
阪急宝塚線の曽根駅前に昔ながらのダイエーが残っている。建物も中身も昭和をそのまま感じさせる作りで、しかも6階にフードコート、というか飲食街がほぼ当時のままと思わせる雰囲気で営業している。
時代に取り残されたような佇まい。他にも純喫茶、お好み焼き屋、ゲームコーナーなどがある
メニューは豊富。このサンプルを見て注文すると大変なことになる
店内は完全に区切られておらず、フロアを簡易的に仕切ったような感じなのも昭和っぽくて良い。
昭和感満載の店内。照明のカバーも椅子もザ・昭和だ
お目当てはからあげ定食。それと小ビールを注文。
ストレス、という名の謎メニュー。天津焼飯のようだ
隣のおじいちゃんが頼んだ酢豚の量に慄きながら(3人前はありそうだ)、自分の料理を待つ。
運ばれて来たからあげ。なかなかの量だ。
からあげ9個、キャベツ山盛り
これにご飯、スープ、漬物がつく。
注文全容
見た目のボリュームとは裏腹に割とサクサクいける。油が軽いのか、鶏肉がしつこくないのかわからないが、結構普通に平らげることが出来た。
しかし、いまだにこのような店が残っていることが素晴らしい。値段、ボリューム、味、全て申し分なし。近くに住むか働くかしていたら週に3日は来そうだ。
「若水」
からあげ定食770円
瓶ビール小370円
再訪レベル★★★
ごちそうさまでした。
昼食探訪86
さて、今日も和歌山へ。車検上がりの車を取りに行くのだ。
11時引き取りなのでちょうど和歌山市内でお昼時。受け取った車をすぐさま駅前のコイン駐車場へ放り込み、和歌山駅に併設されているMIOの地下1階『丸美商店」へ足早に向かう。
地下1階の食堂街にある
昨日も和歌山ラーメンだったが、やはりきちんとした店舗のラーメンも食べたい、ということで、この店で中華そばと早なれ寿司(日持ちを良くするために発酵させて作るなれ寿司の発酵期間の短いもの。早寿司(はやずし)とも言う)を注文する。
柿の葉寿司のような感じの小ぶりのお寿司
中身はさばだ
和歌山ではこの早寿司などを食べながらラーメンをすする、というのが定番だそうで、早寿司の他にも巻き寿司やおでん、茹で卵などがラーメンのお供に用意されている。
意外と早くラーメンが提供されたので、寿司と一緒に食す。
ザ・和歌山ラーメンというビジュアル
まずラーメン。スープが美味い。豚骨と醤油の旨み、バランスが素晴らしい。麺は細めのストレート。焼豚はホロホロと崩れるほど柔らかい。
早寿司の方はというと、柿の葉寿司のような押し寿司のような、ラーメンと一緒につまむのにちょうど良い大きさで、酸味は控えめでラーメンの味付けを邪魔するようなことはない。
昭和のラーメン屋を彷彿とさせる
ラーメンとお寿司で1,000円しないのも庶民的で良い。
スープも飲み干してしまった。
「丸美商店」
中華そば730円
早なれ寿司150円
再訪レベル★★
ごちそうさまでした。
昼食探訪84
月に一度の千林方面外出を兼ねて昼食探訪を。
今回は千林商店街から千林栄通りを北へ約5分ほどのところにある「中華そば ついてる中山」へ。
名前の由来は不明だ
中華そば屋であることは間違いないが、メニューにあるつけそばに惹かれ、大盛を注文。
店内は二人がけテーブルが2つとカウンター6席ほどで、明るくて清潔感があり申し分ない。
そして、寡黙な店主が黙々と調理する。
なんというか、懐かしいビジュアル
供されたそれは太めの平打ち縮れ麺にナルト、つけ汁は見た目は辛めの醤油系だ。
早速ひと口すすってみる。モチモチの玉子麺が美味い。酸味の効いた醤油味のつけ汁はなかなか他にない味…強いて言えば、冷やし中華のたれを濃くして温めたような…。
…と、思いを巡らせていてふと、小学生の頃に売っていたハウスのつけ麺を思い出した。確かつけ汁がこのような酸味があって、麺も玉子麺で縮れていたような…。
小麦の味が強い太麺にだしの味が濃厚なつけ汁、という今風の味とは一線を画す、昔のまま、直球勝負の潔さ。
「中華そば ついてる中山」
つけそば大盛920円
再訪レベル★★
ごちそうさまでした。